stm32f4xx基板(3)

ソフトウェア開発も進み、実地テストが近づいてきたのでアクリル板でケースを試作してみた。ちゃんと動作すれば、10台ぐらい作る予定なので、本番は金属ケースを外注するつもり。アクリルケースの製作は、本番前の形状データの確認も兼ねている。


いつもの鍋CADで基板の図面を描き、その外側に適当にアクリルケースの大きさを決める。各種コネクタ等の穴を注意しながら書き、放熱用の穴なども描いた後、DXFファイルでエキスポート。大学のレーザ加工機で3mmのアクリル板を切り出す。アクリル板の保護用の紙が付いたままでも切断できることに気が付き、最近は紙が付いたまま切り出すようになった。後で折り曲げるので、目印の線もレーザーで描いてある。

切り出した後、基板取り付け用の穴を忘れたことに気が付き、ドリルで穴を開けた。自宅のアクリル板折り曲げ器で曲げ、帯電防止用にポリケアを塗布、乾いてから組み立てる。

金具を作るのが面倒だったので手持ちの廣杉計器の垂直スペーサでアクリル板を組み立てる。穴位置など問題はなかったが、修正したほうが良さそうなところがいくつか見つかる。

放熱用の穴とか見てると既製品のようでカッコいい。蓋を閉めてしまうとST-LINKでプログラムが書き込めなくなる。やっぱり、シリアル経由かネットワーク経由でプログラムを書き込める機能を作ったほうが良いかもしれない。マイクロマウスの時はXBee経由でプログラムを書き込んでいた。

Comment

  1. […] stm32f4xx基板のケースを板金ケース.comで作ってみた。価格は約7千円+送料千円ぐらい。個人で頼むにはアレだが、仕事で同じケースを数個必要となると、手作業で作る気は無い。7千円でも十分許容範囲内だ。 別の板金屋さんに見積依頼を出せば値段はもっと安いかもしれないが、板金ケース.comはWebで条件を変えていくらでも見積がとれるのが気軽で良い。 見積をとったあとは、メールのやり取りになって、DXFファイルを送るという話になるので、別の板金屋さんでも変わらないかもしれない。 材質は、見積で試したら安かったのでSUS443 CTを選択。しかし、材料を切らしているということでSUS304に変更された。普通にアルミの黒アルマイトにすればよかったかもと思わないでもない。 見積では5個でも1個でも単価は変わらないように見えたので、とりあえず1個注文してみた。アクリルで試作を繰り返したお陰で、穴位置に問題はなく、きれいにハマった。コネクタ類が妙に前後しているのは、基板設計時にケースのことを考慮していなかったため。機会があれば修正したい。 上が3mmのアクリル板で製作した試作品で、下が今回製作したステンレス製ケース。 […]

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