Maker Faire Tokyo 2012 参加

お台場の日本科学未来館で12月1日、2日に開催されたMaker Faire Tokyo 2012に参加した。参加は昨年のMTM07からなので、2回目だ。出展はkick4(九州プログラミング研究会)として行った。昨年と同じメンバーJuju氏Tomo氏+新たに黒兎氏を加えた4人で机2つ。

このところ妙に忙しくて、展示物が完成するか怪しかったが、KURATASを見るだけでもいいかと、展示物の製作を続けたところ木曜日に出展物が完成。

光る筒。「くまモン」表示中。子供と女性受け最高!

今回のメインの展示物は「光る筒」。残像を利用した表示装置、バーサライタとかPOVとか呼ばれるもの。3年前のニコテック福岡に展示したものを改良した。以前は縦に10個のLEDしか無かったが、今回は、これに高解像度POV基板を載せ回転させる。縦に64個LEDが並ぶことになる。この基板は、なかなか凶暴で、フルに全部光らせると1枚で最大7.5Aも電流が流れる。現実には、そんなに電気は流せないので、いろいろ調整して流さないようにしているのだが、ちょっとプログラムを間違えると、すぐに3Aぐらい流れてDC-DCコンバータの保護回路が動作、電源が落ちてしまう。 いろいろ苦労しながら、なんとか展示物として完成することができた。SDmicroカードに書き込んだ180×64サイズのBMPファイルを順に表示する。中間調の表現もでき、LEDとしては,縦に64もの解像度があるのが強みだ。

MFT 1日目、展示は12時からだが、準備のため9時過ぎに会場に入る。他のメンバーは、まだ来ておらず、割り当ての机の位置を見つけるのに、1Fの会場を、ほぼ1周してしまう。机と椅子を適当に並べ、メインの展示物、光る筒の組立を開始する。そのうち、他のメンバーも到着し、組立も完成。動かしてみると、なぜか筒の回転速度が速すぎる。エンコーダの信号が取れていないのかと、位置をずらしてみるが、変化は無い。スイッチを切り替えても、動作に変化が無いので、どうも回転速度を制御するArduinoのプログラムが飛んでしまったようだ。Arduinoにモータをつないでいると、プログラムが飛ぶという現象によく遭遇する気がする。高電圧でも発生しているのではなかろうか。

パソコンを起動し、Arduinoにプログラムを書き込むと、指定の速度で筒が回転するようになった。よかった。しかし、なんか回転速度が遅い。画像がうまくつながらない。理由はわからないが、とりあえず、プログラムを書き換え、回転速度を適当に早くして対応できた。

メインの展示物の準備はできたので、他の展示物の準備を行う。他の展示物は、昨年のMTM07と同じもので、USB電流計Kumaduino,FTDI Basic Breakoutもどき。それぞれ基板の頒布を行う。価格は 200円、100円、100円。資料等も、ほぼ使い回しなので簡単だ。

割りと早く準備が終わったので、他の人の展示などを眺めつつ時間を潰す。Kuratasも見に行く。塗装とか文字入れとかがカッコイイ。プラモデル感覚?

12時になり展示が始まると、割りとスグに人でいっぱいになる。昨年よりペースが速いが、会場は若干狭くなったかもしれない。幸い、私のメインの展示物は、子供、女性、マニアにも、それなりに受けが良かったようなので、昨年のMTM07後に考えた目標は達成できたと思う。熱心に見ている人に、回転を止めて見てもらうと驚かれることも多かった。

展示は17:00で終了、17:30から7階の食堂で出展者の展示会に参加、その後、ガンダムを見て帰る。2日目は、朝から再度、ガンダムを見て、会場へ行く。この日も来場者は多い。外国人も多い。昔の会社の同期や知り合い、ネット上の知人とも多く会う。こういうのも楽しい。17:00に展示が終わり、友人に羽田まで送ってもらい、19:05の便で熊本に帰る。熊本は霧で前がよく見えず、第2空港線を車でゆっくり走り帰る。

準備段階では、参加を悩んでいたMTFだが、とても楽しかった。次回も是非出たいし、出る以上、今回よりも受けるものを展示したいと思う。現時点で、アイデアは沢山あるのだが、そんなに作れないし、展示もできたいので手堅いものと、チャレンジングなものを1つづつ進めていきたいと今は思っている。果たしてどうなるであろうか。

最後に、MTF開催の関係者の皆さん、会場にいらしていただいた皆さん、ありがとうございました。会場は、もう少し広いほうがいいのじゃなかろうかと思う。

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  1. DC/DCの時代が来た(当社比) | うだうだブログtest より:

    […] 点だ。LEDが多くなると、どうしても電流も大きくなるが、12Vから変換することで電流を少なくすることができる。このLED用電源モジュールはMFT2012で展示した光る筒でも2個使用している。 […]

  2. […] 点だ。LEDが多くなると、どうしても電流も大きくなるが、12Vから変換することで電流を少なくすることができる。このLED用電源モジュールはMFT2012で展示した光る筒でも2個使用している。 […]

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