Pinguinoのピン配置

fig130829a1秋月電子で220円で売ってあるPIC32MX220F032BでPinguinoが動くようになったがピン配置がわからないと騒いでいたのだが、なんとか状況が理解できた。

マギワらしいのがPIC32_Pinguino_DIYの存在。DIP品のPIC32MXを使った自作基板なので、これを使えばよさそうなのだが、Pinguinoではサポートされていない。自力で、いろいろ改造すれば使用可能なのだろうが、それよりも良いものがある。

PIC32-PINGUINO-MX220だ。Olimexが9.95EURで販売しているボードでCPUはPIC32MX220F032Dで、パッケージが44ピンのQFPで端子が多いが、内部はDIP品と同じ。 Pinguinoでしっかりサポートされている。ということで、みんなこれを使っているらしい。上の図は、DIP品のPIC32MXをPIC32-PINGUINO-MX220の設定で使った場合の端子の配置を調べた結果をまとめたもの。

なお、回路図はすzのAVR研究のものを使わせてもらっている。

端子がわかりPinguinoのサンプルプログラムを試すと、殆ど問題なく動作した。01.Basics/PrintFormatted/print.pdeは、そのままだとリンク時にエラーとなるが、CDC.printfで浮動小数点”%f”を使用している行をコメントアウトすると問題なく動作した。浮動小数点ライブラリを入れるのには32Kbyteでは足りないということだろう。

Comment

  1. iruka より:

    成松さん、こんにちは。
    HIDBoot.X改造サイトの作者です。(というか一応kick4会員です。)

    えーと宣伝になりますけど、
    HIDBoot.X同梱のhidmon32.exeを使用
    するとメモリーダンプやポート監視、制御
    が一応出来るみたいです。

    同じサイトで公開している簡易モニター
    のほうを使うとA/D変換とかUSBオシロ
    っぽいものが動きます。

    私のほうは現在SPI interfaceと格闘中
    です。
    あと、電子ブロック工房さんはNTSC出力
    でmz-80kを再現したりとかいろいろ
    面白いことをされているみたいですので
    興味があれば覗いてみて下さい。

    それでは、また。

  2. nari より:

    コメントありがとうございます。
    サイトの情報は大変参考になりました。
    kick4の会員とは気がつきませんでした。

    kick4も、イベントをやりたいのですが、なかなかできません。

  3. iruka より:

    >kick4の会員とは気がつきませんでした
    すみません、幽霊会員みたいなものですので。
    何年か前の熊大学園祭で展示物をいろいろ
    拝見いたしました。
    SPI interfaceで1bit D/Aを作ろうと
    してたんですけどあえなく敗退いたしました。
    そもそも20MbpsのSPIを吐き出すためには
    MIPS側も1bit値分の計算を20Mbpsで行なう必要があるという単純な事実に気づけま
    せんでした。clk40MHzなので2命令しか
    使えません。がっかりです。

  4. iruka より:

    成松さん、こんばんは。

    HIDBoot.Xですが、常駐サイズを4kB未満(BOOTエリアを含めて7kB未満)に削減できました。

    また、Pinguino-220のリンカスクリプトをいじってユーザーエリアを25kBに増やしてみました。お試しください。

    http://hp.vector.co.jp/authors/VA000177/html/Pinguino.html

    ではまた。

    • nari より:

      おお、素晴らしいページができていますね。ユーザーエリアが9Kbyte増えるのも素晴らしいです。
      私のPinguino基板は、発注済で、来月上旬には手に入りそうです。

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