スライド機構の製作


5mmのジュラコンの板をCNCで削り、MicroRAXと組み合わせ、スライド機構を作成した。

何をしているかというと、NHK大学ロボコン用の要素技術の開発。ロボコン部が一向にロボットを作れないので、要素技術を開発し見本として見せてやろうとしているわけなのだが、これが案外難しい。

まず、最初にスライド機構を作ってみた。ベアリングを使う手もあるが、場所をとるし複雑なので、ジュラコン樹脂でアルミを滑らせる方法を試す。

鍋CADで設計し、人間CAMになって、切削パスを自分で描く。これをNCNCでGCODEに変換、MACHに読み込ませ、ジュラコン板を切削した。まだ、恐る恐るやっていて、切削速度が遅いので、かなり時間がかかる。ちゃんと切削速度の条件だしをやるべきだ。

切削の最後、捨て板が外れかけてきて多少形がくずれたがなんとか作れた。組み合わせてみると見事にスライド機構ができた。荷重を加えても抵抗はそれほど増えないし、ガタも少ない。

MicroRAXだと10mm角のフレームの中央部に凹んだ溝があるので、スライド機構には便利だが、普通の10mmの角パイプでも作れるはず。

このスライド機構を利用して、モノを掴む機構や、伸び縮みする機構を作るのが次の目標

切削中

切削結果

スライド機構

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  1. […] リニアスライド用アルミフレーム 投稿日: 2011年11月7日 作成者: nari MAKE: Japan : オープンソースハードウェアはいかにKickstarterをキックスタートさせるかという記事で紹介されているプロジェクトの中に、MakerSlide Open Source Linear Bearing Systemというプロジェクトがある。 欲しい。特に何かを作るあては無いけれど欲しい。$1でも出資すれば、優先的に買える権利がもらえるのかな。 アルミフレームはMicroRAX購入で、すっかり気に入ってしまったのだが、スライド機構の製作以来、何も作っていない。でも、便利なので今後はいろいろと使っていきたい。 kickstarterという出資の仕組みはなかなか面白い。日本でも誰かやってもらいたい。そうすると、みんないろんな基板を作りそうな気がする。でも商品の頒布が面倒なので、その辺のことを比較的安価な手数料でやってくれる企業と組んで、誰かやってくれないかな。 […]

リニアスライド用アルミフレーム | うだうだブログ (Geek向け) へ返信する コメントをキャンセル

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