使えないロータリーエンコーダを勧めてしまった話
昨年末、千石電商の中国製のロータリーエンコーダを大学のロボコン部用に買って安いと喜んでいたのだが、学生に聞くとパルスがちゃんと出ないと言う。詳しく話を聞くとA相だけ出て、B相とZは出ないらしい。プルアップが無いんじゃないとか、端子間違ってないとか言いつつ調べ気がついた。このエンコーダは単相だ。BもZも出るはずがない。
単相で3,495円では安いとも言えない。そもそも、こんなりっぱな形状で線も沢山でているのに単相とは思わないじゃないか、まぁしっかり「単相/インクリメンタル形」と書いてあるのだが….
そもそもの話は、ロボットにロータリーエンコーダを使いたいのだが、完成品(?)を買うと5000円/個以上するので、コーデンシの2相のフォトインタラプタとロータリーディスクを勧めていた。ところが、学生は、それらを保持するメカを作れないとか言ってこういうのを買いたいと言ってきた。それは、つまみ用でメカの回転の検出に使うのは無理なので、近くに表示されていたロータリーエンコーダを見て安いのあるじゃん、さすが中華製と、勧めてしまった。ああ、単相とは気が付かんかった。
部品の選択ミスも勉強の内と思いつつ、自分が間違えて勧めてしまっているのが恥ずかしい。
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