Grbl基板
fusionPCBに注文していた基板がやっと届いた。9月2日と9月18日に注文した基板が10月9日に一緒に届いた。先に注文した方は37日,後の方は21日掛かったことになる。
で、先に注文した方はGrblの基板。ハードウェアはArduinoコンパチで、Grblのソフトウェアを書き込むと、送られてきたG-Codeを解釈してステッピング・モータを動かしてくれるらしい。
以前購入したOriginalMindのCNC, Black II 1520を放置しておくのも惜しいので、また手を出そうと思うのだがパラレルポート接続は面倒なのでなんとかならないかと調べるうち、mini-CNC BLACK 1510のUSB化というページを発見。Grblのことを知った。いつか作ろうと思いつつ、ユニバーサル基板でもつくれるけど、やっぱり基板起こすよね。なんかアイソレータも要るみたいなので、シリアル通信のところにフォトカプラ入れて、電源はUSB側から絶縁型DC-DCコンバーターで送っちゃえ、ということで設計し基板を注文していた。
ということで、基板が届くのに1ヶ月以上かかっても問題は全くなかったのだが、来てしまったのでとりあえず組み立て、Grblの動作まで確認した。
以下、気がついたりトラブったりした点
- CPUを刺さない状態で,DC-DCの出力を確認したらなんと13Vぐらい出ている。設計ミスかと焦るが、抵抗などつなぐだけで5V近くに電圧が落ちてきた。データシートを確認したら、最小出力電流4mAとある。これ以下の電流では、電圧が下がりきらないようだ。ATMega328Pは10mAぐらい流れるので問題は無いと思う。
- Audino IDEを起動し、プログラムを書き込めることを確認したがGrblはArduinoのIDEでは書き込めない。コンパイルもできない。avr-gcc(WinAVR?)でコンパイル、avrdudeなどで書き込むらしい。
- 以前使用していたavr-gccがあったので、コンパイルしようとするがcygwinからはエラーになる。MinGWからコンパイルした。
- PC側のプログラムGrbl Controllerをダウンロード、インストール、起動し、comポートとボーレートを指定し、ボードと接続できた。しかし、何かとエラーがでる。なかなか原因がわからなかったが、フォトカプラーの出力を見て原因が判明。通信速度の115200baudには、追い付いていない。波形がグダグダ。文字によっては認識できているようだ。19200baudに設定を変更し、コンパイルし直したファームウェアを書き込む。ちゃんと動いているようだ。Grblは最近のバージョンで115200baudになったらしい。それまでは9600baudだったみないなので、19200baudでも問題ないだろう。
Black2での動作確認は未実施。G-Codeの勉強をし直してからやってみたい。ちなみに、後に注文した方の基板は、何回目かの修正を施したLEDコントローラの基板。いいかげん発売したい。
Comment-
出島 より:
2017年7月22日土曜日 13:16
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nari より:
2017年7月22日土曜日 14:39
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出島 より:
2017年7月26日水曜日 08:22
はじめまして。
Black II 1520のユーザです。
GrblでUSB化したいと思い探していたところ、こちらのページにたどり着きました。
もしお手持ちがございましたら、基板をお分け頂けないでしょうか。
もし、完成品やキットが可能でしたら、なお嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
現物が残るのみで、基板自体は残っていませんでした。 現物も、いろいろ設計ミスがあり、他人様に使ってもらえるようなものでは、ありません。
今は基板も安く作れますので、ご自分で作ることをお勧めします。そのうえでご不明な点があれば、できるだけ答えさせて頂きます。
ご返信ありがとうございます。
実はしばらく前、怖いもの見たさ?で中華CNC 1610を買いました。
意外にもGRBLが使いやすくて気に入りましたが、ハードがいかにも中華クオリティなため、BLACK2をGRBL化したい思いました。
ステッピング・モータの変換プラグもあり得るかな~と思って、眺めています。
これからもよろしくお願いいたします。