秋月電子から部品が届いたので 安いステッピング・モータ用のドライバを作る。 ポイントは I2C I/Oエキスパンダ MCP23017を使用する点。 16bitのポートをI2C経由でコントロールできる。 このうち8bitを2個のステッピングモータに使用し、 残りの8bitは将来、リミットスイッチ等の入力に 使用する算段。ドライバには 8chの TD62083を使用する。
ステッピング・モータドライバ電子工作
2021年11月10日水曜日
回路図を示す。
秋月電子の Dタイプのユニバーサル基板に 部品を配置し固定。スズメッキ線(半田メッキ線)で配線する。 Groveの4本ケーブルでステッピング・モータの電源も 済ませたいので大きめのコンデンサをつける。
ESP32 Devkitでテストプログラムを作る。 MCP23017用に Adaruitのライブラリがあるが、 bit単位の操作ばかりでbyte単位の操作が できないので Wireライブラリを直接使用することにする。 MCP23017は1byteの書き込みで 出力8bitを変化させることができるので ステッピングモータの操作には都合が良い。 なんやかんやでライブラリが完成。 githubで公開した。
タイプD基板上に組んだ。 | 基板裏。 | 動作中。ごちゃごちゃ。 |
ESP32 Devkitが載ったFANコントローラ基板。 GroveコネクタでI2Cが出ているので使いやすい。 | ステッピングモータ未回転中の電流、164mA | ステッピングモータ回転中の電流、377mA |
動作させると最高速度の秒速90度(15RPM)で 2個のステッピングモータを動作させても i2cへの書き込み周期は1mS程度。 USBの電源電流も 未回転時 164mA, 15RPM回転時 377mAで モーター分は200mA程度。 USB給電でも充分動かせる。
次は、メカを作って動かしてみよう。