h_nari @ 熊本市のブログ。電子工作、プログラミング、ゲーム、TV、 政治、インターネットなどに日々の思い付きを、 うだうだ~と書いていきたい。
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財務省弱体化案

防衛費増加分の財源の一部を増税で賄うという政府の案に批判が集まっている。 国を貧しくしては国防など続かないではないかという意見だ。 私は財務省が強い権限を持っているのが問題だと考える。

財務省は国を豊かにしようとは思っていない。 もともと国を豊かにすることは財務省の所掌ではない。 財務省設置法によると 健全な財政の確保、公平な課税、通貨の信頼の維持などが 所掌である。法学部卒が多く経済はわからない。 頼ってくる人が増えるので好景気よりも不景気の方を好む。 好景気による税の自然増は評価されず、 増税、新税の方が評価され良い天下り先が用意される。 そんな省庁に大きな権限を渡しているのが間違いだ。

財務省が強い理由

財務省の力の源泉は予算編成権と徴税に伴う調査権。 予算編成権があるから各省庁および税金を配る先に 強い影響力を及ぼすことができる。 だから税金を多く集めて、いろんなところに配りたがる。 徴税にともなう調査権は国税庁が持っている。 その人事と主要ポストは財務省出向者が握る。 政治家は税務調査に弱い。

戦前は内務省、陸軍省、海軍省など 大蔵省(財務省)より強い省庁があったのだが 敗戦で無くなったり分割弱体化され 大蔵省の1強という現在の歪(いびつ)な形になった。

財務省弱体化案

予算編成権と税務調査権を奪うことで 財務省を弱体化できる。 予算編成は米国でも財務省で行われていたが 1937年に移され現在は大統領直属の 行政管理予算局で行われる。 財務省で行わなければいけないというものではない。 内閣府あたりに移す。 税務調査権は国税庁と社会保険庁を統合し歳入庁とし 財務省の外局から外すことで奪う。

最後に

財務省弱体化を実行しようとする政治家が現れたら 税務調査と財務省にあやつられたマスコミに攻撃されるだろう。 強くて安定した支持基盤が必要だ。