h_nari @ 熊本市のブログ。電子工作、プログラミング、ゲーム、TV、 政治、インターネットなどに日々の思い付きを、 うだうだ~と書いていきたい。
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参政党を離党しました

7月21日、参政党の運営党員(4,000円/月払うやつ)を止め、離党した。 理由は参政党の秘密主義と官僚主義に絶望したこと。

より具体的には、参政党に必要だと考えて開発した掲示板のシステムを 「運用するなら党内限定、サポータにも公開しない形でやれ」と言われ、 参政党には色々問題もあるが、この掲示板を運用できれば 改善できるのではないかという思いが絶たれたからだ。

参政党内部の情報の流れが悪い

参政党に入ったら、全党員が参加できる掲示板のようなものがあり、 活動の報告、提案、政策に関する議論などが行われているのでは ないか、と想像していたが、そんなものは無かった。 毎朝7時に10分程度の教育の音声データのURLが書かれた メールが送られてくるだけ。内容も、大して面白くないし、 代り映えしないので、私は早々に飽きて聞くのを止めてしまった。

昨年の11月頃、各ブロックごとに chatwork のグループが 作成され、参加を促すメールが事務局から党員に送られた。 ここで九州ブロックのchatworkに参加し、 熊本のZoomミーティングに参加、 そこで啓発班のchatworkの存在を知り、 やっと参政党全体の党員の動きが見える感じになった。

しかし啓発班の参加者は100人程度、 党員が2,000人として5%程度しか参加していないことになる。 啓発班での情報は、各ブロックのchatworkに転送されるとも言われていたが、 九州ブロックのchatworkを見る限り、あまり転送されていなかった。

参政党に入党したとして、近くに活発に活動している 支部、グループがあればいいけれど、無ければ、情報がほとんど 入ってこないのではないかと思う。 近くにグループ、支部があっても、その人達と肌があわなければ やっぱり情報が入らない。

掲示板を提案した

そういう状況であったので 参政党に必要なのは 党内部の情報交換を行う掲示板のシステムであるという 提案の文書を啓発班のchatworkに投げた。 ちなみに、その時の文書がこちら。

私の考える参政党の形と掲示板の提案

文書では協力者も求めたが、協力を申し出てくれる人は 現れなかった。が、そう悪くない反応に思えたので やる気が出て作ることにした。

提案している掲示板は、話題毎に細かく別れた子掲示板を持ち、 それらが階層的に整理されているもの。 1990年代に流行った ネットニュースの使い心地を目指している。 既存の掲示板に、そのようなものが無いか探したが 見つからなかったので新規に作成した。

3ヶ月ほど開発して、大体できたので 熊本Zoomミーティングのメンバーに試してもらったところ、 参政党の名前が入っている以上、事務局の承認が必要という 意見をもらった。

掲示板は「参政党有志掲示板」という名前で運用しようとしていた。 「参政党」の名前が入っていても「有志」とあれば 事務局の承認は不要と聞いていたからだ。 参政党事務局とは、なるべく無関係に運用したかったのだ。

しかし「承認が必要」と強硬に言われるし、 啓発班に「参政党有志掲示板」を紹介しても 同様の意見が出る可能性は高いので あきらめて事務局に問い合わせたところ 「会議にかけて検討する」との返事の一週間後、 「党員外に情報を出すのはまかりならん」という返事がきた。

事務局の回答全文

変更に応じる気も、事務局や(支部長?)会議を説得する気も 起きないので、参政党を離党することにした。

掲示板については、参政党と関係がない形で 運用する予定なので、別の記事で紹介する。

参政党の秘密主義

今どきの新しい政党であれば、 「情報は全て公開します。 それで不利になることがあっても、 国民に全ての情報を公開するのが天下の公党としての あるべき姿だからそうします。」というのが 普通というか、少なくとも建前はそうするだろう。 しかし、参政党は、情報を公開して、それで不利になってはいけないので 公開しない、という主義のようだ。 そういう発言はchatworkで良くみられる。 そうでない意見の人もいると思うが、 「不利になったらどうする」、 「変な取り上げられ方をして炎上したらどうする」 などと言われると「公開すべき」とは主張しづらい。 「非公開を前提に、既に個人情報などが投稿されているから公開できない」というのも 見たことがある。

ちなみに、これまで啓発班などのchatworkを見ていて 「公開すべきではない」というような情報を見た記憶はない。 参政党最大の秘密は、党員数(運営党員と一般党員の数)なのではないかと 思うが、そもそも、これを見たことが無い。2000人ぐらいではないか、 というような意見を見ただけである。

秘密主義で困るのは、党員を勧誘する時である。 党外の人に見せるコンテンツが無い。 参政党HPは見れるが、 あれを政党のHPだと思うとピンとこない。 政治を扱うセミナーのHPだと思うと腑に落ちる。 要するに勧誘には使えない。

参政党の官僚主義

参政党には支部長会議という会議がある。 各支部の支部長中心の会議だが、 どうも執行部は、この会議を党の意思決定機関にしたいらしい。 この会議が官僚主義っぽくなっている。 というのは、やたらと危険性の指摘と、その対策を求める傾向があるということ。 キッカケは、参政党関連のtwitterアカウントで 謎の投稿(読めない?別の言語?文字化け?)が行われたことがあったこと。 担当者への連絡がなかなかつかづ、 対策も当初、処置内容等の報告が無かったため、問題になった。 今後、各支部に危機担当者と対応マニュアルを整備しなければいけない とか決めていたような気がする。 特に発言することがない会議参加者が 危険性の指摘と対策を求めることで仕事をしたような 気持ちになっているのではないかと思う。

参政党は神谷宗幣氏の器量

まだ、 参政党が陰謀論好きだったりアンチ・ワクチン派が主流だったり いろいろあるが、結局、参政党は神谷宗幣氏の器量なのだと思う。 党員が2,000人なもの、秘密主義なのも、官僚主義なのも 神谷氏の人間性そのものなのだろうと思う。