実験用電源装置 Kiprim DC310S(30V10A)を購入した。 タイムセールの15%OFFで 11,883円。 購入のキッカケは 長船さんのtweetを見たこと。 電源・電流のグラフ表示付き電源が欲しい、作ろうか、 でもCVCC電源面倒だなとか思っていた。 使っていた 電源AD-8724Dが壊れて 自作電源装置を引っ張り出して使っているところだった。 絶対必要というわけではないので購入保留していたところ タイムセールのお知らせのメールが来たので 購入してしまった次第。
電源装置購入電子工作買い物
まだ本格使用には至っていないが 触ってみた感じは悪くない。 ただ、付属ソフトはお薦めしない。 怪しいサイト(DropBox?)からダウンロードした ソフトをインストールするのは怖いし、 我慢してインストールしても、 画面を一度1024x768にしないと操作できない 謎仕様だし、使い物になる気がしないので 早々にアンインストールしてしまった。 表示される電圧や電流の桁数が多いが、 この値段で、そんなに高精度に制御できるはずがない ので、その辺は、まったく期待していない。
出力電圧、電流の設定とは別に 最大電圧、電流の設定ができる。 これの意味がわからなかったのだが、 パネルの操作で電圧電流等を変化させている時、 操作を間違えても、これ以上は上がらない、流れないという 保護機能らしい。 電源ではなく実験用の電圧源、電流源等で使用する場合には 便利だ。
電圧・電流をグラフ表示 | 設定を4セット保存 | 付属のケーブル。バナナーワニグチ |
設定は4つ保存できて、 「memory」ボタンで表示できるのだが、 設定を呼び出す方法がわからなかった。 回転ノブで設定を切り替えられるので、 ここを押せば呼び出せそうだが、 何故か選択された設定の電圧変更モードに 入ってしまう。しばらく試して長押しで 設定を呼び出せることに気がついた。
あと、On/Offボタンで出力の接続・非接続を 切り替えられるのは便利だ。 これが無いと、一旦配線を外し、電源投入。 電圧等を確認後、配線を繋ぐことになる。 ただ、電源投入後すぐ出力というモードにも できるらしく、そのアピールのためか、 電源投入時にOn/Offボタンが 一瞬光るのが気になる。
DC310Sには 両端に バナナ・プラグとワニグチがついた 赤黒のケーブル2本が付属する。なかなか便利ではあるが、 私は電源用にはバナナ・プラグ/ 2.1mm標準DCプラグのケーブルを自作して使っている。 さらに、この先につける 中継用DCジャック付きのケーブルを必要に応じて 作っているうち、たくさん出来てしまった。 電源ケーブルは使用頻度が高いし、抜き差しも多いので、 効率化の効果は大きい。
自作バナナーDCプラグ ケーブル | 自作DCジャックー各種コネクタ変換ケーブル | 手持ち電源装置3台。中央のAD-8724Dは故障中。 |
現在持っている電源装置は3台。
AD-8724Dは、使用中に出力電圧が下がる現象が発生。 つまみで電圧を上げてやると、 電圧が5Vくらいから30V近くに急に上昇するようになった。 おそらく電解コンデンサの容量抜けで、 交換してやれば直るのではないかと思うのだが、結構面倒。 自作の電源装置を引っ張り出して使っているうち、 今回のD310Sを購入してしまった。
自作の電源装置は随分昔に作ったもの。 おそらく20世紀だと思う。 当初、12V0.6Aぐらいの トランスに秋月の可変安定化電源と 電圧計と電流計をケースに入れたもの。 非力だが、自分用には十分だった。 一度、AC100Vとの接触事故を起こし 壊れたので、トランスを 24V2Aぐらいの スイッチング電源に入れ替えた。
ケースが立派だが、 昔、別目的で 博多の カホパーツセンターで購入したもの。 金属ケースで5千円程した。 結局、使わす余ったので電源のケースに使用したもの。 ちゃんとしたケースに収めると 自作の電源でもかなりの値段になる。 そういう意味で安く電源やら オシロやら買える時代になってありがたい。