前回 手持ちのPLAのホイールの外周が欠けているものが 発見されたのでセンター支持タイプのホイールホルダーを 作成した。構造が難しいわけでもないのだが、なかなか 取りかかれず完成まで時間がかかった。
フィラメントのホイールの穴の直径に近いサイズの 軸でフィラメントを保持する方式。 従来のホイールの外周部で保持するものよりも 回転抵抗は少ないと思う。
前回 手持ちのPLAのホイールの外周が欠けているものが 発見されたのでセンター支持タイプのホイールホルダーを 作成した。構造が難しいわけでもないのだが、なかなか 取りかかれず完成まで時間がかかった。
フィラメントのホイールの穴の直径に近いサイズの 軸でフィラメントを保持する方式。 従来のホイールの外周部で保持するものよりも 回転抵抗は少ないと思う。
軸は手持ち部品ににM6x65のボルトがあったので使う。 ベアリングも手持ちの626ZZ(内径6mm, 外径19mm, 幅6mm)を 2個使用。若干大きめの穴に6本の爪を立ててベアリングを 保持する方式。万力でうまく圧入できた。
断面図、フィラメント・ホイール込み | 断面図、フィラメント・ホイール無し。 | 軸に垂直な断面図 |
ベアリングをダイソーの万力で圧入 | 圧入後の状態 | 軸部品。実はこれは寸法違いで、このあと作り直した。 |
組立が少しやり難いが、設計をやり直すのも大変なので 頑張って組み立てる。この時使用した六角穴付き皿ネジに 驚愕の事実が発覚。なんか穴が丸い。6角形が見えなくもないが ものによっては、あまり見えないものもある。 いちおう六角レンチで締まったので使っていたが、 なんと六角レンチで回せないものも出てきた。 要するにネジ頭の 圧造が甘いのだ。 まさかネジにこんな品質の差があるとは知らなかった。 経験しないとわからないものだ。 中国製を舐めてはいけない。
問題の六角穴付き皿ネジ。穴が丸い? | 組み立て後の様子。外周保持タイプのスプール・ホルダーも残っている。 | 軸はケース背面にネジ止め。なんとか重量にも耐えるようだ。 |
組立がおわり、フィラメントのホイールを掛けてみると 期待通り軽くまわる。別の利点も発見した。 ケースを密閉後、ホイールが脱輪した場合、 外周保持タイプだと再度ケースを開けて設置し直す必要があるが、 中心保持タイプだとケースを傾けるだけで元にもどる。
データは Thingiverseで公開している。 Thingiverseで spool holderで検索 すると様々な形式のスプール・ホルダーがある。 Parametric universal spool holder, Universal Spool Holder 18-56mm II, 606ZZ/608ZZの形式の方が 回転も良さそうだし、製作も楽そうだ。 次の機会があれば作ってみたい。