昔から室温の計測に興味があって、 なんやかんやと計測してきた。 現在は15個の温度(室内13,屋外2)を計測し、 grafanaでグラフ化している。 grafanaは汎用のグラフ化ツール。 汎用ってどうよ、と思っていたが すぐにグラフ化できるのは便利だ。
日々のデータとgrafana電子工作システム
グラフの説明をする。
居室の温度が9個ある。 180cmの棒に4個のセンサーが固定したもの が2本で8個、 あと netamoの室内モジュールがあるので9個となる。 この8つの室温センサーの値は、通常は余り差が出ないが、エアコンをつけると如実に差が出る。 この部屋の温度が常時高めなのは パソコンのせいだと思われる。
この冬、低温で3Dプリンタの調子が悪くなった時、 3Dプリンタ周りに温度センサーを4個設置。通常は人がいない部屋なので、温度低め。 3Dプリンタを動作させると、内部の温度が少し上昇する。
屋外の温度センサーは2つあって、 1つは netatmoの屋外モジュールで、 もう一つはESP32を使用した自作センサー。 netatmoには温度以外に湿度、気圧、CO2濃度の センサーもついているので、これらの値も表示している。データは、netamoのサーバ(netatom.com)から pythonのプログラムで取得している。
温度センサーを4個取り付けた180cmの棒 | netatmo室内モジュール | netatmo屋外モジュール |
自作ESP32温度センサーは、 タカチの防水ボックスSPCMに 電池駆動のESP32基板を入れ、 防水のケーブルグランド経由で DS-18B20防水型温度センサー を引き出したもの。 単3電池2本で動作する。
自作 防水温度センサー | タカチの防水SPCMケース使用 |
防水性は完璧で気に入ったのだが、 実際に動作させると電池の寿命が1ヶ月も無い。 TPS61291昇圧コンバータの使用を止め、 電池の直接駆動に切り替えるが、 あまり変化は無く。 WiFi接続を止め、Bluetooth接続に 切り替えたら、3ヶ月程度持つようになったので、 そのまま運用している。 温度と一緒に電池電圧の変化も記録している。 グラフを以下に示す。
netatmo屋外モジュールは単4電池4本使用だが、 なかなか寿命が長い。1年以上持つのではなかろうか。 省電力運用には、まだまだ修行が必要そうだ。
とりあえずデータをdatabaseに放り込んでおけば grafanaでグラフ表示できるので、なかなか便利だ。 グラフ表示の機能を改善したいところもある。 grafanaの改造で対応できるのか、 自分で独自に作ったほうが楽なのか、 悩んでいる。