h_nari @ 熊本市のブログ。電子工作、プログラミング、ゲーム、TV、 政治、インターネットなどに日々の思い付きを、 うだうだ~と書いていきたい。
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3Dプリント2題

3Dプリンタで作ったものを2点紹介する。 自分の環境に特化したもので他の人が、そのまま使えるものではないが 何かの参考になれば幸いである。

1点目はケーブルホルダ。 机の脇にUSBケーブルなどを保持するあれだ。 ケーブルホルダを作るつもりは無かったのだが、 結果としてできた物がケーブルホルダだった。 私は机の脇に10ポートのUSBハブを置き 電子工作の実験によく使うUSBケーブルを刺し 垂らしている。場所が隣の机との境界近くなので ケーブルが全部、隣の机との隙間に落ちてしまう。 使用時に取り出すのが少し面倒だし、 見た目も良くない。 隙間に蓋などすれば落ちないだろう、 いつか作ろうと思っていたが 遂に作ることにした。

蓋を作るのは良いが問題は蓋の保持の方法だ。 蓋が頻繁に落ちるようでは解決にならない。 実物を見ながら検討すると、スチールデスク側に 磁石で固定することができそうだ。 設計を進め、サポートが少ない3Dプリントの方法 など検討するうち、2つのパーツに分割することで 形が纏まった。

プリント、組み立て後、取り付けると ケーブルを上手いこと保持できるが ケーブル先端のコネクタも保持できると もっと良さそうである。 そこで窪みの深さを倍以上にし再プリント。 窪みの幅も狭くしたほうがコネクタを引っ掛けやすい ということで再度プリントし完成した。

磁石による固定も快適だし、 ケーブルも上手く保持できているように思う。 どうだろう。

2点目:Raspberry Piの電源ケーブル支え

仕事でRaspberry Pi 3Bを使用している。 電源は秋月電子で売っている 5V3AでUSB micro-Bコネクタのものを使っているが 電源低下警告が頻繁に出る。 そこで電源を 5.1V3.8A type-Cコネクタのものに交換した。 type-C/micro変換コネクタはAliExpressから購入。 これで警告が出なくなり本当に快適になった。 ふとRaspberry Piの基板をみると小さいUSB micro-Bコネクタに 連結された長いコネクタと太めのケーブルが接続されている。 これではmicro-Bコネクタが剥がれるのは時間の問題だ。

そこで コネクタのサイズをノギスで採寸、 長いコネクタを保持する部品を設計する。 1回の修正で使用するものが完成。 これでmicro-Bコネクタがモガれることはないだろう。 安心して使用することができる。

最後に

子供の頃、電子工作を初めて以来、 悩みなのか楽しみの半分はケースの問題、 当時の言葉でいうとシャーシ加工だったように思う。 慣れぬアルミの加工に四苦八苦していた。 ハンドトリルとリーマーとヤスリとニブラで きったないシャーシを作っていた。 3Dプリンタで、ここの部分が激変した。 不安定で脆い部分の補強も簡単にできる。 本当に良い時代だ。