X-Smartでサンプルの次にプリントしたのmicroSD差込治具。
仕事で使っているRaspberry Piが、DSI(Display Serial Interface)経由
でLCDを接続していて、DSIのフラットケーブルがmicroSDカードの
抜き差しをすごく邪魔をする。
抜くのは、なんとかなるが刺すのが大変。
一旦ピンセットで近くに置き、それを指で掴んで
sdCardの当たる感覚でソケットの位置を探る
などして挿入していた。
通常であれば、sdCardの抜き差しなど頻繁にすることではないが、
今回は開発案件で、sdCardのイメージを頻繁に客先に
送る必要がある。
で、作ったのが、この治具。
2DのCAD、鍋CADで設計した後、
Fusion360に入力。 STLファイルを
Qidi Printで開き、gcodeに変換後
LANでX-smartの転送、プリントする。
モノが小さいので10分ほどでプリントできる。
スリット幅の間違と、かみ合わせの調整で
2回作り直し、3回目で使えるものができた。
右は使っている状態の写真。
sdCardを刺したあと、治具から外せるか、
というのも重要なポイント。
なんとか外すことができる。
もう1つ作ったものの紹介。
右の写真のもので、
STM32用のプログラミングツール
ST-Link V2をアルミフレームに固定する
ための部品。
最近、開発・実験環境を簡単に移動できるように
アルミフレーム等で1かたまりにしている。
そんななか ST-Linkだけがぶらぶらしていたので、
固定するために作成。1発で使えるものができた。
材料は、X-SmartについてきたPLA。
ABSのフィラメントも購入済みなので
そちらに移行したいのだが、
ついつい後回しになっている。
Fusion360は、使う機能だけ、
検索したり動画を見たりして少しづつ覚えている。
よく使う機能には、ショートカットが設定してあるようで、
慣れるともっとはやく入力できそうだ。
しかし、形状の検討をFusion360上でやるのは
難しそうなので、慣れた
鍋CADでやりつづけることに
なりそうだ。
鍋CADだとレイヤー機能が使える。
まず、別レイヤーに対象物(今回の例だとmicroSDカード)を
図面化し、それを参照しつつ線を引いていくと自然に
形ができていく。