h_nari @ 熊本市のブログ。電子工作、プログラミング、ゲーム、TV、 政治、インターネットなどに日々の思い付きを、 うだうだ~と書いていきたい。
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歴史を学ぶ意義

教師ではないので歴史を学ぶ意義を聞かれることは無いが サラっと言えればかっこ良い。

歴史を学ぶ意義は以下の3つのことを知ることだ。 (1) 今・ここの常識は唯一絶対のものではない (2) どんなに有名な偉人でも、無名の人でも、人生は一度きり (3)人は必ず間違う

これが書いてあったのは 日本史の学び直しにぴったりな本、10タイトルという記事。 はてなブックマーク経由で知った。 この記事を憶えておくために、このブログを書いた。 記事自体も面白く、とりあえず2冊購入。

河合敦 最新の日本史は 著者が考える日本の7つのターニングポイントを 詳しく説明している。まだ半分ぐらいしか読んでいないが、 知らないことが多く参考になる。

敗戦に至るターニングポイントとして 日比谷焼き討ち事件とノモンハン事件が挙げられているが、 私は未だ抜け落ちているものがあると思っている。 共産党/コミンテルンの影響だ。 ヴェノナ文書で ハル・ノートを起草した 財務次官補の ハリー・ホワイトはソ連のスパイであったことがわかっている。 私が知りたいのは日本軍内部のソ連スパイ・シンパの影響だ。 ノモンハン事件後の処理、南進論、真珠湾攻撃などに どれくらい共産党の影響があったのだろうか? 今後の研究が待たれる。

佐藤智恵 ハーバード日本史教室は ハーバート大学で教えられている日本史の 内容を紹介する本。 大変詳しい日本史が教えられていることに驚くし、 認識の違いも感じられて面白い。

まだ少ししか読んでいないが 過去のハーバードへの留学生の話の中の 松方乙彦 ( 松方正義の八男)と フランクリン・ルーズベルトのエピソード (p.22)に驚いた。

このルーズベルトの対日政策に影響を与えたのが、 松方乙彦だといわれている。 松方はハーバード大学時代、ルーズベルトに 「100年先を見据えた日本の計画」を 語ったという。その計画とは 「日本はヨーロッパとアジア諸国より強いことを 世界に示すために戦争をはじめ、まずは、満州、 中国を征服し、その後、徐々にシャム(現在のタイ)、 インドシナ、インドまで領土を拡大していく」 という壮大なものだった。

ルーズベルトが「アメリカに対してはどうするつもりなのか」 と尋ねると、松方は「アメリカは心配する必要ないよ。 新大陸についてはメキシコとペルーに前哨基地を 設立するぐらいだろう」と答えたという。

買った2冊とも良いペースで読んでしまうので 読み終わったら 記事の別の本も注文してみようかと思う。