h_nari @ 熊本市のブログ。電子工作、プログラミング、ゲーム、TV、 政治、インターネットなどに日々の思い付きを、 うだうだ~と書いていきたい。
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簡易FANコントローラ

先日、 また、ネットワークが途絶。 調べるとルータが返事をしない。 ルータの電源再投入で復旧。 いつものことだがルータ表面が 心配になるくらい熱いので 以前作成したFANコントローラを引っ張り出し 12cmのPC用ファンで送風、冷却した。 これで問題は解決したのでFANコントローラのケースや ファンを安定して置けるような支えを 3Dプリンタで作ろうとも思うが何か引っかかる。 ファンは風量を絞り動かしたままにするので CPUは必要ない。温度も測っていないし 意味のある表示もしていない。 LCDディスプレーも要らない。 無用に大きいのだ。 そこで最小限の機能のFANコントローラ、 風量の調整だけのものを 作りたくなった。

仕様&回路

仕様を検討する。 手持ちの部品で簡単に作りたい。 NE555は無いがオペアンプはある。 オペアンプ&PWMで検索し 良さそうな回路を発見。 定数等を調整し次の回路となった。

回路は矩形波の発振回路と コンパレータでPWMの波形を出力だけの 簡単なもの。 PC用のファンのPWMの規定はわからないが、 ファン用のモータドライバ DRV11873のPWMの仕様では 7~100KHzとなっているので、 この範囲の中心あたりの周波数にした。

製作

ブレッドボードで試作することも考えたが ユニバーサル基板にハンダ付けした方が楽なので いきなり作る。 基板は 秋月電子のEタイプを使用。 小さい基板が充実していて助かる。 jw_cadでユニバーサル基板の絵を書き、 拡大し印刷したものに部品と配線を書込み配置を検討。 ケースに組み込むことを考え、VRや電源コネクタは 基板には固定せず、コネクタ経由で接続する。 ほとんどの配線をスズメッキ線(ハンダメッキ線)で行い、 抵抗は 1.6 x 1.0mm のチップ抵抗を使用した。

動作確認時、若干の修正はあったが無事完成、 動作させることができた。

最後に

ルータを始め、インターネット関係の機器は熱い。 動作保証されているとは思うが触ると心配になる。 使用説明書をよく読むと、放熱のため前後左右には一定の空間をあけ、 風通しの良い場所設置してください、などと書かれているかもしれない。 不安なのでファンで送風してやりたい。 ゲーム機も熱くて不安になる。 そもそも前のFANコントローラを作ったのは Nintendo Switchの発熱による不調や、 PS4でデス・ストランディングをやっている時に 画面が消える問題が理由だった。

こういう環境でPC用ファンは入手性も良いし、安いし、 音も静かで便利だ。今後、活用できる場面は増えてくると思う。 そこで問題になるのがPCファン用の4ピンのコネクタだ。 私は AliExpressで購入した。 50個で500円ぐらいだった。 私は、これで一生買う必要は無いが、 欲しい人は秋月電子に 取り扱い要望 を出せば良いと思う。 出せば結構簡単に通りそうな気がする。

次はケースだ。 ファンも倒れにくいよう上手く固定してやりたい。