吸い取り線恐るべし

仕事で試作中のCPUボードのFlash-ROMの動作がおかしい。昨日はちゃんと動いたのに.. と調べると、半田づけのミスで、ICの足がちゃんと接続されていない。0.5mmピッチの足に、たっぷり半田を盛り、吸い取り線で半田を除去したので、半田が付いていないことは無いと思っていたのだが、どうも足が若干浮いていて、足の下の半田まで吸い取られてしまったようだ。半田づけのチェックは、目視だとショートは分かるが、浮いているのは顕微鏡を使ってもわからない。顕微鏡で足を見ながら、押しピンなどの針でICの足の間を押してやると、半田づけされた足はたわみけど動かないが、されていない足は動く。簡単で確実な検査方法なので気に入っている。CPUは検査したのに、Flash-ROMの検査をしてなかったのは失敗だった。その後、オシロのロジアナ機能で、CPUのリセット後の動作を追跡。無事、バグを発見し Flash-ROMからの起動成功!ロジアナ付きのオシロを借りて良かった。半田吸い取り線は、ホワイトワックス無洗浄とか書いてあるタイプがお勧め。基板に目立つヤニが残らない。値段はそうでないタイプより若干高い程度。

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