ヒートガンの広告を見てテスターを買ってしまった話

140719a3温度表示付きヒートガンをネット検索で調べたら、ネットを見るたびに温度表示付きヒートガンの広告に付まとわれるようになった。ヒートガンに温度表示が無いと不便だ。どのくらいの温度なのか送風を手に当てて確かめるわけにもいかない。なので、気になり、広告をクリックしてしまい、また広告に付まとわれる。

温度表示付きヒートガンも、いつかは買うつもりなのだが、その温度表示も信じられるのか?別に温度計が有ったほうが便利じゃない?と思い付き、秋月の熱電対式の温度計キットとか見てみると、販売再開で在庫がなくなり次第終了などと書いてある。これは買わねば、何かのついでに買おうと「お買い物リスト」に追加するが、何か引っかかる。このキット見たことがある… 自宅の引き出しの中にあるような気がする。確かめると…あった。

おお、不要な買い物を回避することができたと喜びつつ、組み立て説明書を見ると、ちょっと面倒くさそう。基準の温度で校正する必要がある、とも書いてある。どうやって校正しようかとかんがえているうちに、熱電対で温度をを計測できるマルチテスターを持っていたことを思い出す。これで校正できる…というか、これを使えばいいわけだが、若干おおぶりのマルチテスターでほとんど使っていないため、たまに使おうとすると電池(006P)が切れている。

今なら、熱電対で温度を測れる、もっと安いマルチテスターが有るんじゃないかと調べてみると果してあった。デジタルマルチメータ(テスタ) MS8221C 温度+容量 オートレンジ 2,000円。温度計キットよりも安い。 そういうわけでMS8221Cを購入。ついでにヒートガンの温風の温度計測に便利ではなかろうかと、K型熱電対 ステンレス管タイプも購入。

到着したので、試しにヒートガンと、お湯の温度を測ってみる。ステンレス管タイプはヒートガンの温度を測るのに、特に便利、というわけではなかった。テスター付属の熱電対の方が熱容量が小さくて反応が早いような気がする。お湯の温度をはかるにはステンレス管の方が若干便利かもしれない。

温度表示つきヒートガンの宣伝をいろいろみていると、いろんな方式が混在していることがわかってきた。マイコン温度制御付きというのが一番良いのだろうか。でも、このタイプだと表示されている温度は目標値なのかな。計測した温度としても、どこで計測しているのかという問題もある。吹き出し口なのかヒータ近くなのか、吹き出し口の温度と温風をぶつけているターゲットの温度は、また違うわけだし。吹き出し口あるいはヒータ近くの温度と風量を一定にできれば、あとはターゲットとの位置関係を一定にすることで温度環境を同じに出来そうに思えるので、それでいいのかもしれない。

ターゲットの温度を確認するのには放射温度計とかあると便利かも。アマゾンで放射温度計を調べてみると案外安い。これも買っておこうか…

Comment

  1. 寺垣 優 より:

    いつも参考にさせていただいております。
    放射温度計ですが、小さなトランジスタの温度を測るようなピンポイント測定ができる物は4品種ぐらいしかなくて、大体5万円ぐらいします。
    私は、最近下記を買いました。
    tasco thi-460s
    http://www.toyokohan.com/tasco/thi-460s.html

  2. nari より:

    情報ありがとうございます。どこの温度を測っているかわからない、という問題には、いつまでも付まとわれそうな気がします。安いサーモグラフィとかが出てくるのにも期待しています。

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