離合が方言とは…

犬も歩けば棒にあたる本棚のこの記事で「離合」が九州の方言だと知る。他の地方の人には通じないらしい。Googleによると離合 方言は15000件もHitし、みんな離合が方言とは知らなかったと驚いている。(最近TVで紹介されたらしい)

ちなみに意味は狭い道での車のすれ違い、注意を要するすれ違いのことを言う。「道が狭くて離合ができない」とか、「離合が苦手」とか普通に使うし、「離合場所」といえば、離合が困難な細い山道などで離合用に確保してある道が広くなった部分のことだ。集合解散場所ということではない。

「離合」が方言だと気が付かないのは、対応する標準語が無いからだ。別の言い方があれば気が付いたと思う。なぜ、標準語に離合という概念がないのか不思議に思う。不便じゃないのか?

離合は警察用語(元は鉄道用語?)という説もあるみたいだ。そういえば、車を運転するまでは使わない言葉だし。九州方面の免許教習/道路標識で使われているということか?

あとぜきという熊本の方言も標準語に対応する言葉が無いのが不思議だ。意味は、「ドアなどを通った後に元通りに閉めること」で、漢字で書くと後堰か?子供時代、親に散々「あとぜき!」と言われた続けたので、対応する標準語が無いというのが信じられない。他の地方の子供は、ドアは開けっ放しでも叱られなかったのだろうか?それとも開けっ放しにしないのだろうか?それもと、もっと長い言葉で叱られていたのだろうか?

標準語に無い概念の方言はどんどん取り入れて日本語の語彙を豊かにしていけば良いと思うぞ。

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