HDDプロペラクロック接点改良

131217b3HDDプロペラクロックの実験の続き。まず、取り外せるタイプのHDDのモータを使って、接点の調整が行い易い形の実験装置を作成した。今回は、両面テープではなくネジで基板を固定する。

次に改良版の接点の製作。接触圧を低くしたいので、長さを長く、幅を狭く、厚さも0.2mmから0.1mmに薄くした。

図面上で、それっぽく適当に形を決め、展開図を作り型紙にする。プリンタで印刷し両面テープで0.1mmの燐青銅板に貼り付け、金切りバサミで切り出す。曲がりを補正後、ラジオベンチで形を作り、型紙を剥がす。できた金具をユニバーサル基板にハンダ付けして出来上がり。

思ったより、それっぽいものができた。前回の接点とは段違いの出来だ。

ゲージで曲げの量を確認後、回転基板を取り付け、テスターで道通を確認。全く問題ない。接触抵抗も低く、軽く回転する。なんか、よさそうだ。

HDDのモータドライバと、LEDの電源を接続し、電源電圧を徐々に上げていくと、すぐに回り始める。手で勢いをつけてやる必要は無い。電圧を上げ、回転速度を上げても、音はさほど気にならない。これなら先に進めそうだ。

LEDの光は点線に見える。接点が跳ねて頻繁に断線しているようだ。基板の仕上げをケチって、表面処理をHasl(半田レベラー)にしてしまったのでデコボコがあるせいだろう。ENIG(無電解ニッケル置換金メッキ)でやれば改善できると思う。

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