h_nari @ 熊本市のブログ。電子工作、プログラミング、ゲーム、TV、 政治、インターネットなどに日々の思い付きを、 うだうだ~と書いていきたい。
このブログにはコメント欄を設けておりません。 記事への御意見、ご質問はtwitter @h_nari宛に お願い致します。


アーカイブ


アマゾン・ベストセラー

メタ情報
RSS
Login

タグ:『歴史』の付いた記事

宮脇淳子「皇帝たちの中国」

Youtubeのお勧めで 宮脇淳子の 「皇帝たちの中国」が出てきた。 何度も見ているのだが、 また見ると面白かったので、 動画のリストを 日本ネット会議のWikiでまとめてみた。

まとめたページは こちら

タイトルの「皇帝たちの中国」は 宮脇淳子の師匠であり夫でもある 岡田英弘 書籍から来ている。 この本は、中国史を普通に説明すると 王朝交代の繰り返しで面白くないし 頭にも入ってこないので、 中国史から代表的な5人の皇帝を選び それぞれの時代や状況を説明することで 中国史を説明するという5回連続の講演の 文字起こしをベースとしたもの。

動画の方は、この本をベースに、 5人の皇帝とその時代について 本に載っていない話を中心に 話している。本数は多いが1本 15分程度で見易い。

岡田英弘や宮脇純乃の本や動画を 見たことが無い人は 中国へのイメージが大きく変わること 間違いなしなのでオススメする。 この動画を見たことがある人も 見直しても面白いと思うのでお勧めだ。

Youtubeには、見る価値がある 残す価値がある動画がたくさんあるが、 うまく整理して提示できるツールが、まだ無い気がする。

とりあえず Wikiなどに整理してみたいと思う。



歴史を学ぶ意義

教師ではないので歴史を学ぶ意義を聞かれることは無いが サラっと言えればかっこ良い。

歴史を学ぶ意義は以下の3つのことを知ることだ。 (1) 今・ここの常識は唯一絶対のものではない (2) どんなに有名な偉人でも、無名の人でも、人生は一度きり (3)人は必ず間違う

これが書いてあったのは 日本史の学び直しにぴったりな本、10タイトルという記事。 はてなブックマーク経由で知った。 この記事を憶えておくために、このブログを書いた。 記事自体も面白く、とりあえず2冊購入。

河合敦 最新の日本史は 著者が考える日本の7つのターニングポイントを 詳しく説明している。まだ半分ぐらいしか読んでいないが、 知らないことが多く参考になる。

敗戦に至るターニングポイントとして 日比谷焼き討ち事件とノモンハン事件が挙げられているが、 私は未だ抜け落ちているものがあると思っている。 共産党/コミンテルンの影響だ。 ヴェノナ文書で ハル・ノートを起草した 財務次官補の ハリー・ホワイトはソ連のスパイであったことがわかっている。 私が知りたいのは日本軍内部のソ連スパイ・シンパの影響だ。 ノモンハン事件後の処理、南進論、真珠湾攻撃などに どれくらい共産党の影響があったのだろうか? 今後の研究が待たれる。

佐藤智恵 ハーバード日本史教室は ハーバート大学で教えられている日本史の 内容を紹介する本。 大変詳しい日本史が教えられていることに驚くし、 認識の違いも感じられて面白い。

まだ少ししか読んでいないが 過去のハーバードへの留学生の話の中の 松方乙彦 ( 松方正義の八男)と フランクリン・ルーズベルトのエピソード (p.22)に驚いた。

このルーズベルトの対日政策に影響を与えたのが、 松方乙彦だといわれている。 松方はハーバード大学時代、ルーズベルトに 「100年先を見据えた日本の計画」を 語ったという。その計画とは 「日本はヨーロッパとアジア諸国より強いことを 世界に示すために戦争をはじめ、まずは、満州、 中国を征服し、その後、徐々にシャム(現在のタイ)、 インドシナ、インドまで領土を拡大していく」 という壮大なものだった。

ルーズベルトが「アメリカに対してはどうするつもりなのか」 と尋ねると、松方は「アメリカは心配する必要ないよ。 新大陸についてはメキシコとペルーに前哨基地を 設立するぐらいだろう」と答えたという。

買った2冊とも良いペースで読んでしまうので 読み終わったら 記事の別の本も注文してみようかと思う。



つくる会の歴史教科書の動画

茂木誠氏の もぎせかチャンネル 「つくる会」の中学歴史教科書を読んでみた という動画が、 サムネイルは地味なのに大変面白いので紹介する。

出演は茂木誠氏と つくる会の藤岡信勝氏。 茂木氏が教科書の気になる部分を質問し 藤岡氏が答えるという形。 取り上げていたのは ギリシャ・ローマの民主主義、 フランス革命、共産主義とファシズム等々。 従来の教科書とのスタンスの違いを説明している。 34分の動画だが興味深い話が多く面白い。

こんな動画を見ると 自分が習った中学歴史教科書は、 どうだったのだろうと考えるが、全く記憶にない。 歴史は小学、中学、高校と繰り返し学ぶし 自分でも歴史の本は読むので 記憶が上書きされて、いつ何を習ったか全く憶えていない。 印象に残っている本は 渡部昇一氏の 「日本史から見た日本人」と 茂木誠氏の 「超日本史」

つくる会の中学歴史教科書は 令和元年度に「1発不合格」を食らったが 令和2年度に再申請した結果、3月30日の 検定審査会で合格となった。 この辺の経緯は つくる会ニュース が詳しい。 他社の教科書の1年遅れとなり、 採択には大変不利な状況だが 採択替えに向けて努力しているとのことだ。

茂木氏と藤岡氏の動画としては 以前紹介した 藤岡信勝先生に聞くという6回シリーズの 動画も面白いのでお勧めする。



二世部隊

アマゾン・プライムで 二世部隊 を見た。 1951年のアメリカ映画。第2次世界大戦のヨーロッパ戦線で 活躍した日系人部隊の映画。 日系人部隊( 第100歩兵大隊 第442連隊戦闘団)のことは で読んだことがあるので知っていたが、 この映画のことは知らなかった。

見やすくて面白い映画なので 日系人部隊について知らない人にはお勧めする。

五人の斥候兵という映画も 見た。北支事変初期の日本軍を描いた1938年の日本映画。 戦前に作られた戦争映画を見たのは初めて見たので新鮮だった。 映画としては士官と兵の苦労と一体感を描いている感じ? 命令を受けたものが必ず復唱していたのが驚きだった。 映画が作られていた時期から考えて、 本当に行われていたのだろうと思うのだがどうだろう。



藤岡信勝先生に聞く

茂木誠氏の もぎせかチャンネルに 藤岡信勝氏のインタビューの約30分の動画が6本上がっていたので紹介する。 藤岡信勝氏は 新しい歴史教科書をつくる会の副会長、 元東京大学教育学部教授。 1~4の文科省、教科書の問題の話も面白いが、 5~6の左翼大学生時代の入寮時の体験や 如何にして左翼から転向したかの話など面白い。



日本語の歴史の動画

twitterで見かけた動画が面白かったので紹介する。 坂本小見山(さかもとこみざん)氏の 日本語の歴史シリーズ全6本。 最初の「古文は関西弁で、昔の関東弁と 現代の言葉をくらべるともっと近い」あたりから 惹きつけられる。



宮脇淳子の講演の動画

宮脇淳子の講演の動画が面白かったので紹介する。 講演会はモンゴル文化促進会主催で タイトルは「満洲国と内モンゴルの近代史」。 聴衆は在日モンゴル人が主なようだ。

動画は講演部分と

講演後の茂木誠との対談からなる。

あとの対談の方が音声も良いし、 内容も聞きやすいので、こちらから見始めたほうが良いかもしれない。

宮脇淳子の主な主張は、まとめるとこんな感じか

  • 清は中国ではない。漢人の国ではなかった。
  • 日本は過つての宗主国として諸外国民の幸福に対しもっと責任を持つべき
  • 日本人はもっと覇気を持て

いろいろと面白い話が聴けるのでオススメする。



Ghost of Tsushima

Ghost of Tsushimaをやっているわけだが面白い。 最初は戦闘が苦手で、あまり楽しくなかったのだが 型とか武器とか憶えて戦闘が楽になって楽しくなってきた。 ちなみに難易度はEasy。

Ghost of Tsushimaは武士になりきり チャンバラを楽しむゲームと理解した。 全ての努力は、より強くなることにつながる。

対馬は、このゲームを利用して町おこしをすれば 良いのではないかと思うのだがどうだろう。 ゲームの風景に重なるような場所をいくつか ピックアップするとか。秘湯や狐の祠なら いくつか新たに作っても良い。 各地にゲームの場面と実際の歴史の資料の パネル等を設置するとか、いろいろできそうな気がする。 客はワールドワイド。実際自分も対馬に行ってみたい 気持ちになっている。

Ghost of Tsushimaが良く出来すぎているので、 自分のなかの元寇の知識や武士の認識が 上書きされそうなのが怖い。 現実の元寇ではハーンとか来ていない。 司令官は有名ではなかったのか あまり文献にも名前が出てこないとか。

あと元軍と高麗軍の連合軍が来たとあるが、 実際は元軍になった高麗人と、高麗軍の 連合軍が来たのだと宮脇淳子が言っていた。

その他、 宮脇淳子 元寇関連動画も挙げておく。



この命、義に捧ぐ

門田隆将の「この命、義に捧ぐ」を読んだ。

陸軍中将根本博が台湾に渡り、 国府軍(国民党軍)を指揮、 金門島で2万の共産党軍を大敗させ、 台湾を守ったという話。

根本中将が台湾を守ったという話は、 常識のように語られるのであるが、 元となるこの本は読んだことがなかった。

根本中将は、敗戦時 駐蒙軍司令官、北支那方面軍司令官兼務で 終戦時の武装解除司令に従わず、 戦い守り抜くことで 4万の在留邦人と100万の支那派遣軍を 帰国させた軍人である。

中国本土で「暴にもって暴で報いるなかれ」と布告し 軍人と居留民を、ほぼ無傷で日本内地に引き上げさせた 国民党政府・蒋介石に恩義を感じ、 国府軍(国民政府軍)が共産党軍に大敗した 報をうけ、恩を返すべく台湾にわたった。 あと詳しくは本書を読んで欲しい。

以下、読んで、へぇと思った点をあげる。

  • 金門島で2万人程度の共産党軍をほぼ壊滅させた。 ( 1949年10月 古寧頭戦役) 共産党軍は海軍を持たなかった。 接収した漁船も金門島で失った。 当分、金門島・台湾本土に手を出せない状態で、 1950年 6月 朝鮮戦争勃発、台湾海峡に米海軍が入ってきて 手を出せなくなり、金門島も地下要塞化され、 現在に至る。
  • 台湾は公式には、根本中将の金門島での功績を認めていないし。 一般的にも知られていないようだ
  • 国府軍には日本の陸軍士官学校を卒業したものが多く、 日本陸軍の士官たちと結構親しい? そういえば 辛亥革命は 清国の日本士官学校留学組の軍人たちが起こしたと 宮脇淳子が言っていた。
  • 朝鮮戦争までは、米軍は共産党に肩入れしている。 国民党政府に、共産党といっしょになったらどうだ、 などと勧めたそうだ。

大変、面白い感動的な本なのでお勧めする。 すぐにでも映画化して欲しい。



茂木 誠 超日本史の動画

茂木誠氏の 超日本史は、 凄く面白い本だが、 CGSの動画に 著者本人が 超日本史を紹介しているシリーズが あることに気がついた。 15~30分ぐらいの動画が17本。

本は2回ぐらい読んでいるが 動画も凄く面白い。 一気に半分ぐらい見てしまった。

ただ、最初はDNAの話や神話などの話で 若干、とっつきにくいので、 中盤、例えば ポルトガル人来航!硝石と日本人奴隷【CGS 茂木誠 超日本史 第12回】あたりから見始め、 面白ければ最初に戻る、というような見方が良いかもしれない。



天皇家150年の戦い

江崎道朗氏の動画で知った 天皇家150年の戦いを購入、読了した。

内容は、明治維新後の天皇の位置づけ、役割をめぐる議論( フランス、アメリカのような大統領制が良いというものも多くいた) から始まり、政教分離を立てにした内閣法制局の天皇家の行事 への締め付け、天皇の伝統を守る行動などについて書かれている。

私も天皇陛下は政治活動を禁じられているので、 できることは無い、などと思いこんでいたから、 この本で具体的な活動を読み、 天皇陛下の、これまでの活動に感動した。

日本史を知る上で、この本にかかれた内容は知っておくべき、 だと思う。



IWC脱退、商業捕鯨再開

チャンネルくらら【1月3日配信】内藤陽介の世界を読む「○○より△日の国とは?~IWC脱退、商業捕鯨再開」秋吉聡子が、 知らなかったこと満載で面白かったので紹介。

主な内容・知らなかったことは、こんな感じ

  • 戦後日本の商業捕鯨再開のながれ
  • オーストラリアは戦前から反日国家
  • 鯨油は重要だった。潤滑油やダイナマイトの原料のグリセリンに使用された。石油製品に代替され多くの国が捕鯨をやめた。
  • オーストラリアは自国の牛肉、羊肉を買わせるために日本の捕鯨に反対した。
  • ベトナム戦争終了後、反戦団体が環境保護団体になった
  • 南氷洋捕鯨反対には、南極利権への思惑も絡んでいる



日本が戦争に引きずり込まれた理由

江崎道朗氏の アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄 (祥伝社新書) を読んで、長年の謎だった 日本が戦争に引きずり込まれた理由がわかった。 腑に落ちた。

要するにコミンテルンの陰謀なのだが、 それだと陰謀論で片付けられてしまう。

この本では、コミンテルンについては 以下のように定義している。

正確に言えば、この時点でコミンテルンは解散しているが、 本書は、ソ連による世界的な共産主義ネットワークという 意味合いでコミンテルンという用語を使用する(p.60)

その上で ヴェノナ文書を始めとする 米国保守派の近現代史見直し、ルーズベルト大統領の再評価 で明らかになったコミンテルン活動を紹介し、 最終章の「今も続く共産主義勢力の暗躍」で終わる。

コミンテルンの陰謀で戦争が起こったのだから、 日本政府は悪くない、とは思わない。 騙されたのであろうが、敗戦という結果を迎えた責任は 日本政府にある。 でも、どこをどう間違ったのか。 誰が誰に騙されたのか知りたい。

この本のことを知ったのは 江崎道朗氏の マスコミが報じないトランプ台頭の秘密 を紹介するこの動画。

なぜ日本が戦争に引きずり込まれたのか、始めてしまったのかは 昔から疑問だった。 自分なりに本を読んで知ったのは、 アメリカ側の強硬な態度、 特に石油の輸出禁止が日本に開戦を決断させたということだ。 アメリカの態度の裏には、ルーズベルト政権内部に 食い込んだソ連のスパイたちいたのだ。

月曜日の ニュース女子では 通州事件を紹介していた。 知るだけで陰鬱になる事件だが、起こったのは昭和12年7月29日。 盧溝橋事件が昭和12年7月7日なので22日後となる。 通州事件を朝日新聞を始めとする国内の新聞が書きたて、 シナ事変の収束が難しくなったわけだ。

朝日新聞は戦前は戦争を煽り、戦後は反戦を主張するので 一貫性がないと非難する人がいるが、それは正しくない。 戦前も戦後もコミンテルンの手先として国民を悪い方向に 誘導するという意味で一貫している。



宮脇淳子が面白い

宮脇淳子が面白い。 最近、というか少し前のことになるが、 宮脇淳子の動画が面白くて、集中的に見た。

宮脇淳子は歴史学者で、専門は東洋史(蒙古史→シナ史→朝鮮史) 優秀過ぎて学会からハブられていた東洋史学者、岡田英弘 東京外大名誉教授の 弟子であり妻でもある。

モンゴル、満州族等の遊牧民族について、とても詳しい。 話は軽妙で聞きやすい。

動画は数年前から大量に出ていて、今更感が激しいが、 主だったものをあげる。

今も続いている「皇帝たちの中国」。

倉山満との対談も見やすい。

司会者との知識の差も、ちょっとおもしろい。

この辺の話も興味深い

さくらじ でも人気だったようで、何回も出てます。

「歴史とは何か」 TV番組みたいに、形がちゃんとできているので、 DVD化して安価に販売してくれれば、ネットで動画を見ない人に 勧めるのに良いのではないかと思う。



超日本史

世界史とつなげて学べ 超日本史 本屋でみかけて購入。

著者の茂木誠氏は駿台予備校の世界史の講師で、 ブログが 編集者の目に止まり、執筆の運びとなったそうだ。

世界史と深く関連付けて日本史を説明した方が わかりやすくて面白いという著者の考えに基づいた本で、 その考えは正しそうだ。

扱っている時代は、日本人のルーツ、DNAの話から始まり、 神話時代、三韓征伐、白村江の戦いと進み 江戸時代の鎖国のあたりまで。 国外の状況を受けた日本の出来事を中心に書かれていく。

戦国時代、火薬の原料の硝石を輸入していたとか、 強大な軍事力のお蔭で鎖国が可能だった、あたりの 話が特に興味深い。

近年の歴史研究の成果が、読みやすい形で出版されるとありがたい。 今後も、この分野に期待している。 とりあえず、同じ著者の他の本も読んでみたい。