3Dプリンタの旅 (ギア購入の巻)

昨年末購入したMakerbot社の3DプリンタキットTOMは最近稼動していない。理由は,プリントしたものを外すのにものすごく苦労するようになったから。

最初はABP(Automated Build Platform)を使っていた。これはプリントが終了すると台に貼られたフィルムが回転し自動的にプリントしたものが落ちてくるという素晴らしいもの。最初は快調に動いていたが次第にフィルムに強くくっつくようになりモータの力ではフィルムが回らなくなってしまった。強いテンションとプリント時の加熱でフィルムが伸びた性だと思われる。フィルムは消耗品で定期的に交換する必要があるのだろう。


ABP(Automated Build Platform)

non-HBP(Acrylic Build Platform)

HBP (Heated Build Platform)

まぁでも、プリント終了後に自動で落ちてこなくてもいいかと考え、ヒータも回転式のフィルムもついていないnon-HBPを試してみることにした。これにプリントするとアクリルへのくっつき具合はABPの比ではない。もっとはるかに強力にくっついてしまい、剥がすたびに台が壊れるのではないかと思うほどだ。その後、マスキングテープを使う方法を教えてもらうが、それでも強力にくっつき、剥がすのに苦労する。

それにヒータがないと歪が大きくなるようなのでヒータ付きのHBP(Heated Build Platform)も試してみた。歪は改善されたがひっつき具合はひどいままだ。

ぐらつくギア

ここでABPの最初のころが理想的だったなと思い出し交換用のフィルムを注文、到着したのでABPを組み直した。ABPでも少しするとフィルムを送るギアが滑って空転したのでどうしたものかとギアを手で押したりしてみるとモータ側のギアがぐらついている。さらによく観察してみたら驚愕の事実が発覚した。ギアのシャフト内径は1/8インチ=φ3.175mm, モータのシャフトはφ3。ぐらつくはずである。

こうなると内径φ3のギアを手に入れて試してみたい。ギアはモジュール0.8の16歯いろいろ調べるが安いものが見つからないのでミスミのメカニカル加工部品で注文してみた。1個で2,200円。到着予定は来週。

Comment

  1. nari より:

    ギアが届いた。M2の止めネジが無いなどの問題がありつつも、M2のネジで代用し組み立ててみたら、ギアが咬み合わない。隙間が大きすぎる。モジュールは0.8で合っている。歯の数が16ではなく18でした。 注文しなおします。今度は止めネジも注文します。道は遠い。

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