基板を開発していたのだけど中止することにした。
stm32f4モジュールを使ったファイラーみたいなものも、ひととおり動いたので、また新しい基板が作りたくなった。ソフトウェア開発は、なんか、切りがない。エンドレスだ。ネバーエンディング・ストーリーだ。製品でもないので仕様を明確に決めていないのが悪いのだが、機能追加や性能向上をしようとすると、いつまでもやることが尽きない。
その点、ハードウェアには費用その他いろんな制約があるので無限には作れない。特に基板は発注までに仕様は確定する。発注後、基板が届くまで休憩時間もあるのも嬉しい。
そういうわけで、基板を作り始め、回路図を書き、ケース等の検討を行い、基板サイズも決め、主な部品の配置を行い、いざ配線というところで、魔が差した。部品表を作り、価格を見積もってみることにしたのだ。
部品ごとに値段を調べ、Excelで集計すると、うすうすは分かっていたのだが安くない。部品キットとして頒布するとしても結構な値段になってしまう、とても興味を持って貰えそうにない。ということで開発を中止することにした。
回路設計で結構な時間を使ったけど、今後の開発時間をかけずに済んだので良かったのだろう。 基板各部の機能を切り出し、小さい幾つかの基板に分割して開発を検討している。これだと単価を安くできるので興味を持ってもらえるのではないかと思う。
中止した話だけでは、なんなので最後に最近知ったEAGLEのTipsを紹介する。
- 部品表はEAGLE付属のbom.ulpでテキスト形式の部品表を生成し、Excelで読み込ませて作成するが、List typeをPartsではなくValuesにすると、値が同じ部品をまとめて出力してくれるので便利。この機能を知らなくて、Partsで出力した部品表を手作業で同じ部品の集計を行なっていた。
- 回路図の修正などを行なっていると部品番号に欠番ができたりして嫌になって、部品番号を振り直してくれる機能がないかと探したところ、renumber-sch.ulpとrenumber-sheet.ulpが付属のulpの中にあった。違いは-sheetの方が複数ページの回路図に対応しているということらしい。回路図上の場所を基準に部品番号を付け直してくれるので、部品を探すのが楽になるし、欠番が無くなるというのが、とても気持ち良い。
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